実体のない !HYPERELASTIC の CAUCHY の記述を取り消す

概要

!85 (merged) で !HYPERELASTIC の CAUCHY を追記しましたが、Updated Lagrange 法の超弾性定式化は実装されておらず、パラメータが読まれるだけであることが分かったため、この記述を取り消します。

fstr_ctrl_get_HYPERELASTIC(fistr1/src/common/fstr_ctrl_material.f90)は CAUCHY を読んで nlgeom を UPDATELAG にしますが、

  • static_LIB_3d.f90 の Update_Stress3D は UPDATELAG 側に TOTALLAG のような isHyperelastic 分岐を持たず、ひずみエネルギー関数から応力を求める StressUpdate が呼ばれません。D*dstrain に回転項を足す hypoelastic な増分更新になります
  • その D は calElasticMooneyRivlin などが返す材料接線剛性で、これらの routine は引数の strain を Green-Lagrange ひずみとして右 Cauchy-Green テンソルを構成します。しかし UPDATELAG の gauss%strain は strain_bak + dstrain の増分累積であり、整合しません
  • tests/ にも !HYPERELASTIC と CAUCHY を組み合わせた例がありません

!ELASTIC の CAUCHY は UPDATELAG 経路と整合しており、テストもあるため、そのまま残します。

FrontISTR 側には、実装のないパラメータをパーサが受け付ける点について issue を立てました(FrontISTR#890)。調査結果は執筆メモに残しています。

変更内容

コミット 内容
ddc8c65d Drop the CAUCHY parameter of !HYPERELASTIC again キーワードリファレンス ja/en から CAUCHY 行を削除、材料の機能リファレンスから該当の一文を削除、理論マニュアルの執筆メモを実態に合わせて修正

Merge request reports

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