異方性弾性材料と等方性線膨張係数を使って熱応力解析を実行すると正常に計算できない不具合の修正
ある材料に異方性弾性材料(!ELASTIC, TYPE=ORTHOTROPIC)と等方性線膨張係数を指定した状態で熱応力解析を実行すると、熱荷重の計算が正しくできなくなる。
原因はTLOAD_C3等の関数において、set_localcoordsys
をcallする分岐のif文の条件がmatlaniso = .TRUE.
になっていること。
これでは異方性弾性材料の計算においてcoordsysが必要であるにも関わらず、
(線膨張係数が等方性のため)matlaniso = .FALSE.
となってif文の中身が実行されず、coordsysが取得されない(未初期化のまま⇒NaNの原因)。
ここは他の関数(STF_C3,UPDATE_C3など)に合わせ、cdsys_ID > 0
としなければならない。