Commit 9e45a640 authored by Ryo33's avatar Ryo33

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title: 好奇心
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好奇心について
私は何もない空間にいる。なぜだろう。ついさっきまで高校にいたはずだ。「なぜここに招待されたのかあなたは知っているはず」これは私の声じゃない。返事をしたいのに声の出し方を忘れてしまった。「あなたの声は聞こえている」忘れたのは声の出し方じゃなくて思考と言葉の区別だ。「あなたは招待されました」今日は高校の卒業式があった。式のあとはみんな教室に戻る。担任の先生に言われて、これからの人生でやりたいことを一人ずつ話すことになった。わたしは研究者になりたいと話したけど、本当は違った。私は神になること、この世の全てを知ること、本物の真理を手に入れることを望んでいた。「だから、あなたはここに招待された」恥ずかしかったわけじゃない、そんなこと不可能だと思っていたから。「あなたは招待された」私は招待された。どこに?「ここはシミュレーションシステムの空き部屋」
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じゃああれはなんなのか
シミュレーション
宇宙の物質を使って宇宙をシミュレーションするなんて不可能じゃないか?
「ミクロなところまでやっているわけではない人間はそんところまで観測できないから。例えば量子力学を習う あなたの周りはニュートン力学とかそれよりもっと簡単な法則で動いていた。机も原子の集まりではなくただ1つのオブジェクトであり破壊される瞬間に分子集合であることを前提とした動きになる。飛行機も実際に飛んでいるだけではなくて空に描写されていただけ。ロケットのニュースなんてなにひとつシミュレーションなんかしてない。
黒板を見ている時、机や消しゴムはテクスチャの貼られた直方体として描写される。
高校生活をする必要はあったのか
「脳は空だから」
同級生はどうなったか
「ほとんどみんながシミュレーションを続行した。就職したり進学したり、突然大金持ちになってやりたい放題になったり」
シミュレーションを続行しなかった人は?
「この世界に存在することを拒否して安楽死した。眠るよりも安らかな死」
なぜ生まれる必要があったか
このシステムは何年続く?後輩たちはどこまでいる?
あなたたちが最後の世代だった。
なぜ同級生はシミュレーションではないのか
「惰性。何が最適な同級生か我々は知らなかった。どのような人間関係上で人格形成をすべきかということは分からなかった。だから自然に任せるしかない」
他の人たちの世界が見たい。(ボツかも)
「彼らのほとんどは神のような存在に見られることを欲していない。もちろんそのような欲求を持つものはいる。しかし、きみが見たいような面白い生活をするものではない。もちろんこっちでシミュレーションした架空の生活を見ることもできるが、きみはそんなこと望んでいないことも知っている。」
結局すべてシステムの設計者たちがそう考えていただけということか。
私はここで真理を探究しよう。
「分かりました。私たちはあなたに必要な計算資源、外部記憶、この世界にすでに存在する全ての知識、そして、あなたに無限の生存時間を提供します。我々はあなたと一体化する。私たちはもう互いを区別できない。
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